在パナマ日本国大使館
担当:西野書記官
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パナマ共和国経済情勢(2013年12月)
1.経済一般
(1)1~10月期のパナマ国内港湾におけるコンテナ取扱高
海運庁によると、1~10月期のパナマ国内港湾におけるコンテナ取扱高は550万2,405TEU(前年同期比4.7%減)に減少した。主な港別の内訳は以下の通り。
バルボア港 255万3,256TEU(同 5.2%減)
マンサニージョ港 170万2,595TEU(同 2.3%減)
クリストバル港 61万8,280TEU(同16.5%減)
CCT 51万1,792TEU(同 0.3%減)
(2)CEPALによる経済成長率予測
11日、CEPALは、「Balance Preliminar de las Economias de America Latina y el Caribe 2013」を発表し、2013年のパナマ経済の成長率をラ米・カリブで2番目に高い7.5%、2014年の成長率を1番高い7.0%と予測すると発表した。
(3)1~9月期のパナマ訪問者数
観光庁によると、1~9月期のパナマ訪問者数は159万64人(前年同期比3.9%増)、その消費額は18億3,670万ドル(同9.8%増)に達した。
(4)1~11月期の新車販売台数
パナマ自動車販売業協会によると、1~11月期の新車販売台数は51,563台(前年同期比13.4%増)に達した。1位現代(10,748台)、2位トヨタ(10,713台)、3位起亜(7,237台)。
(5)第1~3四半期のパナマ運河通航実績
会計検査院によると、1~10月期のパナマ運河通航隻数が11,246隻(前年同期比6.7%減)、通航貨物重量が2億6,370万トン(同4.8%減)、通航料収入が15億2,833万ドル(同1.5%減)にそれぞれ減少した。
2.通商、自由貿易協定、国際経済関連
(1)カナダとの航空サービスに関する二国間協議
2日、民間航空庁は、11月28日に行われた航空サービスに関するカナダとの二国間協議において、パナマ~カナダ間の就航便数を週4便から8便に直ちに増便すること、9便目を2014年11月1日に就航させること、及び、指定航空会社がパナマ及びカナダのいかなる都市にも就航することを認めることで合意したと発表した。
(2)コンビアサ航空のカラカス~パナマシティ間直行便の初就航
5日、ベネズエラ国営コンビアサ航空のマイケティア・シモン・ボリーバル国際空港~トクメン国際空港間直行便の初就航便がトクメン国際空港に到着した。
(3)中米経済統合担当閣僚審議会会合の開催
12日、2013年下半期のSIECA議長国であるパナマにて、中米経済統合担当閣僚審議会(COMIECO)会合を開催し、キハーノ貿易産業相は議長国としての実績を強調した。なお、次期議長国はホンジュラス。
(4)メキシコとのミニ会合及び第4回FTA交渉
サラサール貿易交渉担当次官は、来年1月15日にパナマシティにてメキシコと市場アクセスに関するミニ会合を行い、2月第1週にメキシコシティにて第4回FTA交渉を行う予定であると述べた。
(5)TAPポルトガル航空のパナマシティ直行便などの新設
16日、TAPポルトガル航空は、2014年第1四半期にパナマシティ直行便を含む計10便を新設すると発表した。
(6)コロンビアによる繊維及び靴への関税適用問題に関するパネル公表要請
19日、キハーノ貿易産業相は、コロンビアがFTA未締結国から輸入される繊維及び靴に関税を課している問題に関し、年始休暇明けの1月6日までにパネルのメンバーを公表するようWTOに求めたと述べた。
3.パナマ運河及びインフラ関連
(1)コレドール・スール拡張計画
コレドール・スールの既存車線拡幅(片道2車線から3車線)、高架橋整備、及び海岸線の埋立て等を含む拡張工事(概算総額5億900万ドル)の入札が近々行われる。
(2)メトロ1号線建設工事
4日時点でメトロ1号線の全体工事進捗率は94%に達した。
(3)パナマ運河拡張工事
24日、第3閘門建設工事の請負者GUPCは、パナマ運河庁(ACP)に対して8億5,000万ドルの工費増額要請を行った。増額要請額は、前回の要請額5億8,500万ドルと合わせて総額14億3,500万ドルとなる。なお、パナマ運河拡張計画の全体進捗率は71%、第3閘門建設工事の進捗率は64%。
また、30日、GUPCは、ACPに対して、総額約16億ドルの工費増額を要請する書簡を送付した。同書簡には、1月20日迄にACPが16億ドルの工費増額要請に応じなければ、工事を完全に停止すると記載されており、今後の進展が注目される。
4.経済指標、経済見通し等
(1)11月の消費者物価指数
会計検査院は、11月の消費者物価指数が前年同月比3.8%増加したと発表した。主な増加項目は、教育費(5.2%増)、食料品(5.1%増)、医療(5.0%増)、住居費(3.3%増)、衣服(3.2%増)など。
(2)11月末時点の公的債務残高
16日、経済財務省公的融資局は、11月末時点の公的債務残高が159億3,560万ドル(前月比0.1%減)に達したと発表した。対外債務が122億2,145万ドル(公的債務残高の76.7%)、国内債務が37億1,415万ドル(同23.3%)。
(3)第3四半期及び第1~3四半期の実質GDP
20日、会計検査院は、第3四半期の実質GDPが前年同期比8.9%増の70億8,960万ドル、第1~3四半期の実質GDPが同8.0%増の205億9,830万ドルに達したと発表した。牽引役は鉱山開発、建設、仲介金融、不動産など。
(4)その他経済指標についてはリンク資料をご参照下さい。