メールマガジン
2015年8月号
【第19号 2015/8/1】
目次:
1.礒部大使からのメッセージ
2.領事・治安情報
3.広報文化便り
4.経済協力のお知らせ
5.政治経済情勢
1.礒部大使からのメッセージ
皆様、こんにちは。エルニーニョ現象の影響とやらで、雨期なのに雨が少ない状況が続いています。屋外活動には良いでしょうが、水不足にならないよう祈るばかりです。
さて、先日、チリキ県ダビ市に行ってきました。これで同県には3度目の出張になります。いずれも「草の根・人間の安全保障無償資金協力」案件の引き渡し式に出席するためで、今回は女子児童専用の養護施設の整備が完了し、式典が開催されました。1年半ほど前に、別件でダビ市を訪れた際に同養護施設を訪問したのですが、子供達が使っているベッドや机、食事を準備する台所の設備など多くの所で老朽化が進んでいて、子供達にはかわいそうな状況でした。供与額は9万ドル弱と決して大きな額ではありませんが、ベッド、タンス、調理機材、洗濯機、ミシン等を全く新しいものに替えることが出来ました。今回、式典のために再訪してみると、見違えるほどきれいになっていました。子供達はもちろん、施設を運営しておられる方々、支援をしておられる地元コミュニティーの方々も、皆さん大きな笑顔でした。こちらとしても大変うれしく、またやりがいを感じることが出来た瞬間でした。
パナマは、一人当たりGDPで言えば大体1万ドルくらいで、既に比較的高いレベルに達しています。しかし、貧富の格差は依然大きく、パナマ政府も努力していますが、まだまだ資金も時間も必要な課題です。なかなかケアが行き届かないところに、我々日本政府として、少しでも資金的に協力して困っている人達の生活向上のお手伝いができれば、というのが草の根無償協力の趣旨です。パナマでは、最近は年間5~6件くらい実施していて、開始以来これまでの約20年間で、約200件、総額約1,000万ドルにのぼる実績があります。
小規模な協力ですが、直接に先方(NPOなど)を支援でき、また1年程度で迅速に完了させることができます。とりわけ、我々のすぐそばで人々の笑顔を広げることが出来るのがこの協力です。チリキ県からダリエン県まで、今後とも良い案件を見つけつつ、地道に協力を続けて行きたいと思っています。
(7月29日 記)
2.領事・治安情報
●高波情報について
7月30日、パナマ災害対策機構(SINAPROC)は、7月30日午後2時45分から8月7日午前9時04分までの間、太平洋岸に高波注意報を発出しました。同プレスリリースによると、波の高さは約4.7~5.5メートルになると予想され、特に現在パナマは雨期に入ったため、高波と雨で河川が氾濫する可能性があるので注意を要するとのことです。
なお、詳細はパナマ災害対策機構の下記のホームページをご参照願います。
パナマ災害対策機構(SINAPROC):http://www.sinaproc.gob.pa/
●外務省海外旅行登録「たびレジ」のご案内
「たびレジ」は、3か月未満の短期渡航者(海外旅行者・出張者)向けに開始された安全対策に関するサービスです。
詳細は、下記をクリック。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_000988.html
●危険・スポット・広域情報
本情報は、パナマに渡航・滞在するに当たって注意が必要な情報をまとめたものです。
詳細は、下記をクリック。
http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo.asp?id=256#ad-image-0
3.広報文化便り
●影絵劇 劇団影法師中米公演
日時:8月1日(土)14時~16時(13時半開場)
場所:バルボア劇場(住所:Av. Arnulfo Arias Madrid, edificio 727-C, Balboa)
内容:劇団影法師による中米ツアーの一環として、パナマ公演を行います。「モチモチの木」、「鶴の恩返し」、「この指とまれ」の3作品を上演予定。大人から子供まで幅広く楽しんで頂ける内容です。入場無料。
●第11回パナマ国際図書展
日時:8月18日(火)~8月23日(日)
場所:ATLAPA国際会議場
毎年開催されているパナマ国際図書展の会場内に日本ブースを出展し、写真集やマンガ等の書籍を通じて日本の文化をパナマ人に紹介します。
4.経済協力のお知らせ
●JICA科学技術協力(キハダマグロ完全養殖)
ロス・サントス県ペダシ市にあるアチョチネス研究所において、近畿大学、パナマ水産資源庁及び全米熱帯マグロ類委員会が世界初のキハダマグロ完全養殖を目指して共同研究を行っていますが、7月8日、この協力を共同通信が取材し広く配信されました。
●草の根人間の安全保障無償資金協力
7月23日、チリキ県ダビ市において、草の根・人間の安全保障無償資金協力のスキームで実施した「メダヤ・ミラグロサの家整備計画」の引渡し式を実施いたしました。式典の様子については後日、大使館のホームページでお知らせします。
5.政治経済情勢
●バレーラ政権1年経過
7月1日、バレーラ政権は2年目に入りました。同日開会された新国会において、今期国会議長として、ルベン・デ・レオンPRD党議員が選出されましたが、その前日に与党パナメニスタ党がPRD党が擁立していたクリスピアーノ・アダメス議員の立候補に反対したことをきっかけに、両党の協力を取り決めた政治協約が解消されるという事態が生じています。パナメニスタ党は国会における少数与党であり、野党の協力なしでは安定的な国会運営が難しいところ、今後の動向に注目が集まっています。
●タックスヘイブンリスト
6月15日、EUによって行われたタックスヘイブンリストの見直しの結果、パナマを含む30カ国がリストに加えられました。これを受けパナマ外務省は、本リストは客観的な評価に基づいていないことを理由にリストからの削除を要請しています。
●パナマ運河
運河第三閘門建設において、6月11日より大西洋側の閘門、6月22日には太平洋側の閘門への注水が開始されました。また6月23日には大西洋側の水門作動試験が開始され、7月1日には太平洋側において同試験が開始されました。
●6月の経済月報については以下のURLをクリック。
https://www.panama.emb-japan.go.jp/jp/economy/?p=economical-overview
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発行:在パナマ日本大使館