日本文化紹介行事の開催

 

2010年4月22日

 

日本では春の終わりを感じるこの季節、ここパナマではこれから長い雨期が始まります。昨年7月にスタートしたマルティネリ政権の下、パナマは昨今の経済危機にも負けず、プラス成長を維持し、パナマ運河の拡張工事や、パナマに初めての地下鉄の建設など、大型プロジェクトが動き出そうとしています。


こうして発展を続けているパナマにある私たちの大使館でも昨年の10月以降様々な文化行事を行ってきました。
まず日本食イベントでは日本から関西テレビ「今夜なに食べたい」にレギュラー出演され、NHK「きょうの料理」にも出演されている伝承料理研究家の奥村彪生さん、多くの食に関する著書をおもちで国立民族学博物館名誉教授の石毛直道に昨年10月にお越し頂き、日本食の歴史についての講演や調理の披露をしていただきました。

 

奥村先生と石毛先生                 奥村先生の日本料理実演(ホリデーイン調理師学校にて)

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会場の様子(ユニオン・クラブにて)   石毛先生の講演の様子(ユニオン・クラブにて)

 

 

昨年11月1日にはアニメ・ソングコンサート公演も開催しました。「キン肉マン」、「機動刑事ジバン」の主題歌や、「富士サファリパーク」のCMに声で出演されている串田アキラことクッシーさんにもパナマにお越し頂き、パナマでも89年に放映されていた「機動刑事ジバン」の主題歌などを熱唱いただき、パナマのアニメファンを魅了しました。

 

 クッシー、ステージに上ったファンと熱唱  コンサート会場の様子

  

 

また昨年10月及び11月は地方での文化事業にも挑戦しました。ベラグアス県サンチアゴ市やチリキ県ダビ市に赴き、それらの地で活動しているJICAの青年海外協力隊をはじめとする多くの方の力をお借りして地方の方々を対象に日本文化を紹介しました。
今年の3月にはパナマ市でも国立図書館で「日本文化週間」と題して茶道、柔道、生け花などの実演や参加型教室の開講、日本の映画上映、原爆の展示会などを行いました。

 

着物ファッションショー出演者           茶道のデモンストレーションの様子
     

 

生け花のデモンストレーションの様子     原爆展来場者       
   

 

アニメ・パネル展の様子


 アニメ・パネル展来場者            会場の様子
  

 

日本の映画上映会で「ハチ公物語」を見て涙を流す来場者たち

 

同じ3月には、運河博物館で日本の手工芸品の展覧会を行いました。これらには、パナマの人々を中心にたくさんの来場者に日本の伝統工芸のすばらしさを味わっていただきました。

 

日本の手工芸品展覧会開会式のテープカット  開会式会場 の様子
      

 

展覧会開場前の様子               展示会開場後の様子
    

 

また、3月15日にはパナマでの日本語普及を目的とした文化無償協力を行いました。パナマでは国立大学二校で日本語講座が開かれていますが、その一校のパナマ国立大学人文学部語学センターに、LL教室のデジタル機材の供与を行いました。その供与を約束する文書への署名をバレーラ副大統領兼外務大臣と三沢大使が行いました。
この機材設置が完了すれば、これまでテープやビデオといったアナログの教材の使用のみ可能であった語学センターで、CDやDVDの教材が利用できることになります。今後の日本語教室の学生のレベルアップが楽しみです。

 

副大統領と大使の署名の様子

 

パナマにはJICAの青年海外協力隊、シニアボランティア、専門家と呼ばれるパナマの発展に技術力で協力している日本人が日々活動しています。そのJICAのボランティアによるバレーラ副大統領兼外務大臣への表敬が同じ3月15日に実現しました。JICAの皆さんはその活動状況について説明をした後同副大統領と懇談し、和やかな雰囲気の中で表敬を終えました。

 

JICAボランティア及び専門家のバレーラ副大統領兼外務

大臣表敬(全体写真)
    

同副大統領は副大統領職に就く直前の6月に日本政府の招待により日本を訪問し、さらに1月に日本で行われたアジア中南米協力フォーラム(FEALAC)外相会合にも出席しました。

 

 

政府レベルとは少し離れたところでのパナマ・日本間の貴重な繋がりがあります。それはパナマで1980年に開始された日本政府国費留学生制度により日本で留学し帰国してきたパナマ人留学生がつくる人の繋がりです。当館では毎年パナマ人留学生と懇談会を行い、友好関係の維持に努めています。最近ではパナマに進出している日本企業の方々にも同懇談会に参加いただき、元国費留学生との関係強化も図っています。

 

最後になりましたが、今年はパナマと日本との関係に於いて記念すべき年です。
江戸幕府末期、日米修好通商条約の批准書交換のために徳川幕府から派遣された外国奉行、新見正興(しんみ まさおき)遣米使節一行が日本の品川沖を出発し、太平洋を航行して米国へ向かう途上、パナマに到着したのがちょうど150年前の1860年でした。その当時まだパナマ運河はなかったので、1855年に開通したばかりの太平洋と大西洋を結ぶパナマ鉄道で米国へ向かいました。つまり、今年は遣米使節のパナマ訪問の150周年にあたるのです。

 

 

 

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